植物に肥料を与えるタイミング

植物に肥料を与えるタイミング

肥料を与えるタイミングはいつ?

ふだんからどんな肥料を用意しているかは人それぞれです。
しかしどんなタイミングで肥料をあげているでしょうか?

 

「なんとなくのタイミングであげている」という人は不合格です。
肥料さえあげれば植物の面倒をみたような気になります。
ですがむやみに肥料を施すことはかえって植物をいじめる結果ともなりかねません。

 

どんなときにどんなふうに施したらよいのか正しい肥料やりについて考えてみましょう。

 

根が盛んに活動するときに肥料をあげる

園芸の経験がかなり長い方でも肥料の効果をまちがえたり、施すタイミングを間違えている人はたくさんいます。

 

定期的に施すという人と元気がなさそうなときに与える、という人もいますが実際はどちらも間違いです。
肥料は植物が肥料分を必要としている、ちょうどそのときに効くように肥料を施すのが正しいのです。

 

それはどんなときかというと、根が盛んに活動しているときです。
いわゆる生育期という時期です。
根が活発に生育しているときは地上にも盛んに生育しています。

 

具体的には施すのがもっとも効果的な肥料を上げる時期だといえます。
ただし一口に肥料といっても色々な種類があり、施してもすぐに効き目がある速効性のある肥料でもあれば1ヶ月ほどたたなければ効果があらわれない遅効性の肥料もあります。

 

どんな肥料を与えるかによってタイミングを計る必要がでてきます。

 

植え付けるときに施す元肥
元肥えとは苗を植え付けたり、種をまくとき事前に土の中に埋めたり、混ぜたりする肥料のことです。
根が活動を開始したときに効果が表れ始めて、植物の初期生育を助けます。
肥料効果が長く持続したほうがよいので遅効性の肥料や緩効性の肥料を用います。

 

畑や花壇の元肥え方法

緩効性肥料は植え付ける際に土に混ぜるだけです。
しかし有機質肥料のような遅効性肥料は、分解して効き目が現れるまでは時間がかかるので1ヶ月から2週間ほど前に施して、土によく混ぜておく必要があります。

 

なお、庭木や果樹などに休眠中の冬のうちに施す肥料を寒肥えといいます。
寒肥えは植え付け時に施す肥料ではないので追肥の1種だという人もいます。

 

ですが春からの初期の生育に備えての肥料のため、肥料の効果という面から考えたら、やはり元肥の一種といえます。

 

栽培期間の短い一年草や葉菜類などでは元肥として肥料効果が数ヶ月続く緩効性化成肥料を施しておけば、そのあとに肥料を与える必要はありません。
しかし栽培期間の長い植物では元肥だけではやがて肥料が不足していきます。
そこで追加して施す肥料を追肥といいます。

 

畑や花壇では株の周囲に化成肥料や有機質のぼかし肥をばらまき、表土に混ぜる会わせるやり方が標準的です。

 

鉢やプランターでは速効性の液体肥料を7日から10日に1回の割で施すか置き肥えといって固形の有機質肥料や錠剤型の緩効性化成肥料を鉢植えの上に置きましょう。


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